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手塚治虫的アニメの作りかた

4197201796SF Japan VOL.3 冬季号 手塚治虫スペシャル
徳間書店 2001-12

by G-Tools



古本屋でたまたま見つけて何の気なしに購入したムック。


ここには手塚治虫の漫画をもとにした小説が何篇か収められている。小説のほうはまだ読んでないんだけど、その他に、永井豪、寺田克也、小松左京らに、手塚治虫についてインタビューした記事がいくつかある。
そのなかで抜群に面白かったのが、杉井ギサブロー(タッチ、銀河鉄道の夜)、富野由悠季(海のトリトン、ガンダム)への対談形式のインタビュー。


これがなぜ面白かったのか?
一言で言えば、この二人だけ、手塚治虫を誉めてなかったからだ。
まあ、誉めていないというのは、ちょっと語弊があって、もちろん、誉めている部分もあるんだけど、他の人みたいに「手塚先生は神様!」みたいなトーンではぜんぜんない。


この差異がどこから来るかというと、この二人はアニメとの関わりで手塚治虫を見ているからだと思われる。他の人、たとえば永井豪なんかは、当然、漫画というフィルターを通して、手塚治虫を見ているので、インタビューを読み比べてみると、そこらへんの空気感があきらかに違っている。


この二人は虫プロにいたときの話をしているんだけど、私は虫プロについて大雑把なところしか知らなかったので、その具体的な話がとても面白かった。


ということで、その部分を抜き出してみる。



ーーー杉井さんは、手塚先生のマンガのほうはよく読まれていたんですよね。それがきっかけで、虫プロに入られたんですか?


杉井 もちろん、小さい頃から大ファンで、マンガはほとんど読んでいましたけど、僕はもともと、小学校のころからアニメーションが好きで、だから最初は東映に入ったんですよ。だけど『安寿と厨子王丸』なんてつくってるんで、何だつまらないや、というので勝手に飛び出しちゃってね。そのとき、先生がアニメをやるという話を聞いて、それは面白そうだというので手塚先生のところに行ったんです。というのも、手塚先生がアニメーションをやるということは、ディズニーのようなものをやると思ったんですよ。なら、これは触ってもいいかなと。もっとも、僕はディズニーがあんまり好きじゃないんですが(笑)。でも、さしあたり日本でディズニーをできるのは手塚先生かなというのが、ほんと正直、素直にあって。ただ、いざ入ってみると、この予想は大きく外れました。


ーーーそれはどういう・・・・・?


杉井 僕は『アトム』の第一話では原画をやっているんですが、もう忘れもしない僕が描いたアトムのワンカット目です。動画紙に先生の絵でレイアウトがしてあって、「アトム驚く、二秒」と書いてある。で、セリフが横に書いてあって、「アトム、ハッとして」と、アトムの額に汗が流れていてね。それで、僕は「アトムが驚いてハッとなる」カットだということで、驚いた顔の、その前の原画を一生懸命に描いていたんですよ。すると、先生がいきなり後ろにきて、「ギッちゃん、何やってんですか?」と。「その動きはいりません」「は?」「驚きっぱなしの止めの絵でいいです」という話になってね(笑)。


富野 それはすごい(笑)。



たしかに、これはすごい(笑)。


この他にも、アトムが汗を流しているところを描こうとしたら「(自分の漫画では汗が動いていないからという理由で)動かさなくていい」と言われた話、大群衆が走るシーンは四枚の絵だけ描いて、それを繰り返すことで走ってるように見せたという話を杉井ギサブローはしてた。


ここで語られているのは、いわゆるリミテッドアニメ的な手法なわけだけど、この手塚治虫の『発明』に対して、杉井ギサブローはこう語っている(*1)。

杉井 僕は、そのちょっと前まで、東映でフルアニメーションやってますよね。だから、こんなものはアニメになるのかと思いましたよ。二秒間驚いてて、目がパチパチとして、口でパカパカとセリフをいって、汗も動かさない。正直、こんなものはいくらつくったって絶対まともな映像にはならんと思って、それこそ、手塚先生に途中で「こんなものはアニメーションじゃない」といったこともあるんです。そうしたら手塚先生が名セリフ「ギッちゃん、これはアニメーションじゃありません、テレビアニメです」と言ったんですよ。「テレビアニメってどういうことですか」と聞いたら「いや、ギッちゃん、動きを動きで見せていくのがアニメーションだというのであれば、僕は子どもたちに物語を見せたい。その物語を補足するためのアニメーションであればいい。そうするとギッちゃんがやろうとしていたことは、動きの説明にすぎないですよね。歩いてるのに止まっては子どもが見ても変だから、それは歩かせてほしいけど、驚いててセリフがあるところで、こんなアクションというのはいらないんじゃないですか。ですから、そこはもう止めてよろしい」と。そして実際に、音楽が付いてちゃんとできあがったときに、作品になってるのにはびっくりしましたよ。アニメに対するすべての思考がひっくり返りました。なまじフルアニメーションなんかやってた者には絶対に考えられないことだった。プロの盲点というか、もし手塚先生がディズニーのようになりたいと思ってたら、あんな発想はできない。でも逆に言えば、手塚先生が手塚先生が幸いなことに(笑)、ウォルト・ディズニーをアニメーションでは追ってなかったからこそ、『アトム』ができたといえるのではないでしょうかね。


ということで、杉井は手塚治虫の『テレビアニメ』を評価してはいる。
しかし、アニメの演出家としては、手塚治虫は二流だと思ってたみたいだ。


まあ、そりゃ当たり前の話で、アトムが驚くカットで「驚きっぱなしの止め絵でいい」なんていう人が一流の演出家のわけがない。
私はアニメの演出とかはよくわからないけど、これが演出以前のレベルでダメだってことくらいはわかる。


杉井 そもそも僕が東映をやめたのは自分で映画をつくりたいと思ってたからなんで、いまだから言えますけど、映画の演出に関してはね、手塚先生よりも僕のほうがプロだという意識はすごくありましたよ。だから、映画のことを教えるのは僕だと。もちろん、作家としての才能は別ですが(笑)。


富野 いま、ようやくわかった。手塚先生が一度だけ僕のことをほめてくれたことがあるんです。「うん、富野氏のフィルムは品がいいからね」って。その意味が当時は全然わかんなかったんだけど、いまの話で全部わかった。だって僕はフィルムをつなぐときに、先生みたいに杜撰じゃないから。動きの気分を受けて切るとか、アクションカットをどういうときに使うかということは、先生以上にきちんとやったから、それは品よく見えるよと、それだけのことだったわけだ(笑)。


なんか、この二人、ぶっちゃけすぎで、時々インタビュアーが「それはそうだけど、やっぱり手塚先生は偉大ですよね」みたいに話を軌道修正するところがあったりするのがおもしろい。


ついでなんで、もっと、ぶっちゃけてるところがこれ。

杉井 僕にとって手塚先生が後々までいちばん印象的だったのは、『アトム』なんかで、みんなもうメチャクチャに似ても似つかないアトムを描いたりしても、一度も手塚先生が「キャラクターが違う」と言わなかったことなんだよね。いまのマンガ家さんでしたら、原作と違うとか、僕のマンガと違うとか言いますけど、手塚先生は一度も言ったことがないんです。それが不思議でしょうがなくてね。


富野 言われてみればそうだった。


杉井 ただ、それで段々年数がたってきたら、いや、この人はアニメをまじめにやる気はないからなんだと気づきました。さっきも出ましたけど、当時もうマンガで全部、自分の仕事を仕上げてしまっているから、アニメはもう遊びでいいんだと。僕は正直、恨んで言うのじゃないけれど、アニメに賭けていたわけですから、遊びにつき合わされちゃあたまんないよなというのがありましたね。それは言わなかったですけど。


ということで、読んでいて面白かったところだけを抜いてみた。
これだけ読むと、手塚治虫批判ばかりしてるように見えるかもしれないけど、これはあくまで漫画家としての手塚治虫は偉大だという前提をふまえた上で二人は話しているので、そこは誤解しないでください。


(*1)リミテッドアニメ自体は手塚治虫が発明したわけではない。

[関連リンク]

アニメ監督ってなんだ!  〜杉井ギサブロー監督/りんたろう監督〜対談

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北京オリンピック雑感:最近のスポーツ選手がかわいいわけ

北京オリンピックで、日中韓の女子選手を見比べてみると、たいがいの種目において、日本人がいちばんかわいい。


たぶん、資本主義が成熟していくと、女子スポーツ選手がきれいになっていく法則みたいなのがあるんだと思う。


中国が典型的だけど、資本主義が未熟な段階では、スポーツ選手というのは、国家の威信を担っている。金メダルをとるのは国威発揚のためだ。
中国人選手には、見た目なんて気にしてられない、ただ、スポーツにしゃかりきになってる感があるけど、昔の日本もあんなんだったんだろう。たぶん。


だけど、日本のように資本主義が成熟して、イメージの差異を商品化していくような高度資本主義社会になっていくと、今度はスポーツ選手というのは、商品イメージの宣伝マンみたいな役割に変化いくんだろうなー。なんてことを、思いながら見てた。


あと、日本のバドミントンのユニフォームはかわいすぎだった。アレは何かの陰謀だと思う。




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8月前半のメモ


ちちくらべ


前は舞ーHimeのちちくらべしかなかったのに、久しぶりに見たらいっぱい増えてました。非公式ばっかですけど。個人的にはマリみてが気になるかなー。マリみての乳についてえは、いずれ書こうと思ってたので。




ありがとう 今週中に死ぬ


面白かったのでメモ。



きょうからはじめる、掲示板をコントロールする「スレコン」。

しかし、この人は陰毛好きだなー。


平田宏美さんの結婚報告からドル声優の結婚を考える


声優の結婚についての四方山話。



一年以上ブログを続けた僕なりのブログ論


毎日更新はしたいけど、できないですね。なにしろ、異様に筆が遅いので。1記事あげるのに、平気で5時間とか、かかっちゃう。



「ジーーーーー。。。」茅原実里blog


セミの鳴き声を今まで「ミミズが鳴いている」と勘違いしてた・・・・・?もし、これが釣りとかネタじゃないのだとしたら、もはや天然ボケとかのかわいい形容ではすまされないレベルなんじゃないですかね?ちょっと戦慄をおぼえた。



『火垂るの墓』に対するロジャー・エバートのレビュー


アメリカの映画評論家の火垂るの墓レビュー。



タックスヘイブンの国から、増え続ける税金に困窮する日本人に貧困国を助けろと語る中田氏


すごくどうでもいいことなんですけど、「中田氏」ってついつい「なかだし」って読んじゃいませんか?とりあえず、私はそう読んじゃいます。しかし、このブログは今日初めて読んだんですけど、かなり面白いです。最近、よく思うんですけど、面白いブログっていっぱいあるもんだな、と。




フリーで使えるいい感じの手書き風フォント特集(日本語も)


いろいろなフォント。



矢吹先生は少年誌で描いてはいけないモノを描いてるんじゃねーの?疑惑まとめ痕跡症候群さん経由)


たてに線。




男性器を大きく見せるための方法


タメになる。



やばい、エロサイトがやばい


憂国の声。



ストライクウィッチーズをもっと楽しむために平行世界のお勉強


なるほどー。このなかだと坂井三郎くらいしかわからないです。



北京オリンピック開催よりも吉野公佳AVデビューのほうが、自分にとっては大ニュース。



海外アニメファンが語る「最もリアルな戦いをしたアニメ」 痕跡症候群さん経由)


大魔法峠のなかには、格闘技的にリアルなムーブが結構あったような・・・。もっとも、ヴァ-リトゥード以降の柔術的ポジショニングに基づいた動きではなくて、UWF系の動きではあるんですけど。たぶん、あれはヴォルク・ハンあたりを参考にしたんじゃないかなあ。



ページランクが5以上の個人サイト、ブログを教えてください。


声優ブログの記事を書いたときに、ちょっと気になってたので。もっとも、これは2006年のものですけど。やっぱり、個人サイトだとページランク5以上はなかなかいかないみたいです。当時、ページランク6だったらしい人のを今見てみたら、5になってました。



富野伝説


菅野よう子を困惑させる富野監督。もっとも、菅野よう子のほうだって、十分に変な人だと思いますけど。



どうみてもかがみんなダッチワイフ買ってきた


しょぼいっす。



雅ちゃん終了のお知らせPart3


最近のハロプロはよくわからないんですけど、なにやら大変らしいです。夏焼雅(15)が路上キスだとか。15で山本モナ的な展開かあ。こういうのってバレないようにするのが、アイドルとしての礼儀なんじゃないかと。



2ちゃんねるまとめブログの見所教えます


2ちゃんねるまとめブログってこんなにあるんだ・・・・・。ほとんど知らないですけど。



ストライクウィッチーズ(アニメ) まとめwiki


ストライクウィッチーズ キャラと声優対応表(ふぇいばりっとでいずさん経由)


ストライク・ウィッチーズは音が好き。プロペラ音とかネウロイの金属音的な悲鳴とか。あれが気持ちいい。しかし、あのパンツを見ても、とくになんの感慨もわかないです。枯れちゃったのかなあ?自分は。



飛び降りる宮崎駿vs飛び降りない押井守


これはとても面白かった。



ひどいデザインのホームページを教えてください。


やっぱりチカチカ点滅系はアレですよね。




DSでやって損しないソフトを教えてくれ


せっかくDS持ってるんだから、何か買おうと思ってゲーム屋に行ったはいいが、結局のところ何も買いたいものが見つからず。これを3回くらい繰り返しました。とりあえず、今度は行ったらドキドキ魔女審判を買ってこよう。2じゃなくて1のほう。



首相の先祖は下着ドロ、豪で見直される流刑地としての過去


先祖が下着ドロだったことに誇りを見出すなんていう心理が人間には存在してたんだ・・・・・。それが驚き。たしかに、そんなことを恥じる必要はないとは思うけど、誇りにすべきことでもないし。



こんな映画「ノルウェイの森」キャストはイヤだ


ノルウェイの森が映画化らしいです。だけど、これって「バガボンドアニメ化」や「よつばと!アニメ化」と同じくらい、映像化するのが難しいだろうなー。文句が出まくりそう。ちなみに、村上春樹の小説では「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」が一番の傑作だと思います。しかし、ノルウェイの森って870万部も売れてるのか。すげ。




ポニョ超えだ!ヤマト25年ぶり復活へ


西崎義展氏(73)。この人ってまだ生きてたんですね。どういうわけかよくわからないんですけど、もう亡くなってる人だと思ってました。

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